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伊藤達彦選手大腿骨疲労骨折からの復活優勝。オリンピック出場権獲得おめでとう!

2021.05.10 | Category: 医療,日記

こんにちは。元やま鍼灸整骨院で伊藤選手のケアもしていた院長の小栗です。

5月3日、日本選手権10000mで優勝し、東京オリンピック代表権を見事獲得してくれました。

 

 

 

浜松商業高校時代はそこまで注目される選手ではなかった伊藤選手ですが、大学で覚醒し、さらにHONDA入社後も活躍していたのですが、今年のニューイヤー駅伝後、両大腿骨疲労骨折(太ももの骨)を発症していることが判明し、2か月間全く走れなかったそうです。

 

大腿骨疲労骨折は、股関節内に起こる頸部と太ももに起こる骨幹部に大別されます。

今回はスポーツ選手に多い骨幹部の疲労骨折について考察していきます。

大腿骨疲労骨折は下肢の疲労骨折の中では比較的稀な骨折です。しかも、両方となるとかなり我慢もしていたのでしょう。

 

大腿骨骨幹部疲労骨折は上図のように3か所で発症します。

疲労骨折は骨に繰り返しのストレスがかかることによって発症します。

大腿骨は足部や脛骨に比べると頻度は少ないですが、その点で見逃されやすい疾患とも言えるため注意が必要です。

各発生機序は下図の通りです。

 

 

治療は特に固定を必要とすることはなく、安静が第一です。

完全骨折に移行してしまうと手術をすることが多いです。

大腿部は肉離れの発生も多い部位です。

トレーナーはもちろん、選手や監督も大腿部の疲労骨折もあるということをしっかりと認識し早めに対処することが必要です。

 

当院では大腿骨だけでなく、早期骨癒合治療器「LIPUS」をご用意しております。これは超音波を骨折部に当てることで骨癒合を約40%程度早めることが出来る治療器です。

一流アスリートは必ず行っている治療です。

 

 

疲労骨折はなってしまってからは復帰に時間がかかる疾患です。

少しでも違和感を感じた時点で早めにご相談ください。